CO-【コー】:東京の東神田にあるアンティークボタン、ヴィンテージボタンの専門店

#4 Lucie Rie (ルーシー・リー)

英国を代表する女流陶芸家Lucie Rie (ルーシー・リー/1902-95)は、1938年にナチスからの迫害を逃れるため、オーストリアからイギリスへ渡りました。第二次世界大戦中のロンドンは、ルーシー・リーにとって、陶器制作が難しかった時代でもありました。

ウィーン時代から親交のあったガラス工房Bimini(ビミニ)社のフリッツ・ランプルの誘いで、ガラス製のボタンの製作を手伝いはじめました。(*Featureぺージ「#2 Bimini Button」をご参照下さい。)ルーシー・リーは、後に、このビミニ社からの依頼で陶ボタンも作るようになりました。やわらかで美しい色彩のものや、金の彩色が施された陶ボタンは需要が高まり、スタッフを雇い入れる程になりました。その中の一人が、アルビオン・ミューズで長きに渡り共に作陶を続けたハンス・コパーでした。ルーシー・リーにとって、ボタン作りは戦中戦後のごく僅かな時期に限られたものとなりましたが、釉薬の知識をより深める時間となっただけでなく、ハンスコパーとの出会いにも繋がりました。

ビミニ社に卸していたボタンには、裏面にルーシー・リーのマーク”LR”ではなく、ビミニ社の植木鉢のマークが入っています。

ボタンを愉しむ

CO-(コー)は神田エリアにある、主にアンティークボタンやヴィンテージボタンを専門に扱っているアンティークショップです。2002年にオンラインショップを開始して以来、店主自らイギリスを中心にフランス、イタリア、ドイツ、アメリカなど欧米へと直接商品の買い付けに出向いています。海外から仕入れているボタンの他にも、古いボタンからインスピレーションを得て製作したCO-オリジナルボタンも販売しています。 ボタンはボタンとしてだけではなくアクセサリーとして日常に取り入れることもできます。CO-ではオリジナル商品としてボタンを付替えて楽しむリング「Switch」を販売しています。お気に入りのアンティークボタンをその日のファッションに合わせてお愉しみください。 NHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」で紹介していただいたベツレヘムパールも多数ご用意しています。お立ち寄りいただいた際は、小さなボタンに宿る大きな魅力を存分にお伝えさせていただければと思います。何かご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。小さなボタンに込められた大きな魅力をどうぞ、ごゆっくりご堪能ください。

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Web Shopでもボタンやベツレヘムパールがご購入いただけます。
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