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04 Lucie Rie / Ceramic Buttons

Lucie Rie / Ceramic Buttons (ルーシー・リーのセラミックボタン)

英国を代表する女流陶芸家ルーシー・リー(1902-95)は、1938年にナチスからの迫害を逃れるため、オーストリアからイギリスへ渡りました。第二次世界大戦中のロンドンは、ルーシー・リーにとって、陶器制作が難しかった時代でもありました。

ウィーン時代から親交のあったガラス工房Bimini(ビミニ)社のフリッツ・ランプルの誘いで、ガラス製のボタンの製作を手伝いはじめた (*Featureぺージ 2"ArtXButton”をご参照下さい。)ルーシー・リーは、後に、このビミニ社からの依頼で陶ボタンも作るようになりました。やわらかで美しい色彩のものや、金の彩色が施された陶ボタンは需要が高まり、スタッフを雇い入れる程になりました。その中の一人が、アルビオン・ミューズで長きに渡り共に作陶を続けたハンス・コパーでした。ルーシー・リーにとって、ボタン作りは戦中戦後のごく僅かな時期に限られたものとなりましたが、釉薬の知識をより深める時間となっただけでなく、ハンスコパーとの出会いにも繋がりました。

ビミニ社に卸していたボタンには、裏面にルーシー・リーのマーク"LR"ではなく、ビミニ社の植木鉢のマークが入っています。

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