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2004年3月 CO- ヨーローッパを巡る(ハンガリー編) 

 
 ハンガリーからイギリスまでのアンティーク探しの旅へ行ってきました。ブダペストから始まった今回の旅は、色んな発見の毎日でした・・・。前半戦のブダペストからパリへは、コザケンと2人。後半戦は1人で・・・となった今回の旅。ではでは、いざ、ブダペストへ!
1日目 ニッポンからハンガリーへ
ハンガリーのブダペストへは、ウィーンの空港からバスで向かいました。電車、飛行機で行くことも、もちろん出来るのですが、あえてバスで・・・。ウィーンの空港からブダペスト行きのバスに乗り込むと、ハンガリー人の乗客が、みな何故か無口なのが印象的でした。夫婦や友人同士で隣り合わせに座っているのに、声がとにかく聞こえてこないのです。そんな静かな車内から見えたのは、無数に立つ、風力発電のようなプロペラ付きの塔。いくつ立っているのだろう?と数えはじめたものの、すぐに100本を越えてしまって、諦めましたが、グルグルと一斉にまわっている光景は、とても不思議な気がしました。段々外は暗くなり、外の景色が見えなくなったころ、高速道路に街灯がないことに気付きました。晴れていたら、星が綺麗に見えるだろうな・・・。それにしても、みんな静かだな・・・。などと考えていると、ブダペストのバスターミナルへ到着。今回の滞在中、アパートを貸してくださる大家さんと待ち合わせをし、アパートへ案内してもらう。新築のとても綺麗なアパートで、大きなキッチンも付いていた!嬉しい!明日からは、アンティーク探し。
2日目 ハンガリー
7:00に起床。アパートの無愛想な管理人さんに、覚えたてのオハヨウをハンガリー語で言ってみる。管理人さんの、無愛想に固く閉じていた口がニカっと開き、良く眠れたか?とジェスチャーで聞いてきた。バスの車内といい、物静かな印象があったけれど、話しかければ、明るく答えてくれる人達なんだな!と嬉しくなる。まず地下鉄の駅へと向かう。地下へ行く為に、普通にエスカレーターに乗る。うぉぉ。スピードが速すぎる!日本の倍?位の速度で動いている。こんなんで、お年よりは無事に乗れるのだろうか???と心配になり、皆が乗る様子を見てみるが、みんな余裕で乗っていた。余裕がないのは、私達だけかも。(エスカレーターの動きが早いので、日本のように、エスカレーターの上を更に歩く人はいませんでした。)ブダペストの地下鉄の駅では、大抵パン屋さんがあって、焼きたての小さなパンを売っており甘い良い香りを漂わせていました。これは、ちょっとおなかが減っていようものなら、見逃せない香です。しかも温かくて美味しい!ブダペストのパンが美味しいなんてしらなかったよ!!と無駄に鼻息を荒くしつつ、明日からも朝食はコレに決定!
さてさて、午前中は蚤の市へ。言葉は、全く分からないけど、こう言うのがすき!とか、そう言うオーラだけで話をする。気合を入れれば、なんとなく、こういうことえを言っているのかな?って分かるけど、どうしても分からないコトあり、謎に包まれた用途不明のものもあったけれども、惹かれたモノを少しづつ見つけていきました。雨が降り始めたので撤収し、ファルクミカシャ通りの骨董通りや古本屋さんをまわりました。ファルクミカシャは、東京で言ったら青山の骨董通りのような高級感がある店が多く、雨でずぶぬれの格好で入るのは、気後れしてしまいました。18:30頃、アパートへ戻り、22:00には就寝。
3日目 ハンガリー
5:00に目を覚ます。雨が降っている。眠ることが出来なさそうなので、リビングでコーヒーを飲んで夜が明けるのを待つことにする。今日は、とりあえず、歩く。特にあてはないけれど、ガイドブックを頼りにしても仕方がないので、自分達の足で、歩く。この人は、もしかして何か知っているかも?と思ったら、話しかけて、呪文のように、アンティーク。ヴィンテージ。アンティーク。ヴィンテージ。ボタン。ボタン。と繰り返す。(笑)なんせ、ハンガリー語が分からないので主要な言葉だけを・・・。かなりヤバ目の日本人だけど、きちんとお礼を言ったら許してくれるよね?やっぱり土地のことは、その土地の人に聞くのが一番です!
そんな成果もあってか、今日も親切なハンガリーの方々のおかげで色んなものと出会うことが出来ました。アールデコ期の置物や、昔の素朴なインテリア。どれも、ホントに素敵です。ハンガリーの皆様サンキュー。サンキュー。帰り道、ブダペスト最大のショッピングセンターへ。とっても広くってびっくり!このショッピングセンターには、西ヨーロッパの洋服やさんや、カワイイお店がいっぱいありました。ゆっくり見てまわったら楽しそう!だったのですが、外の寒さ用に着込んだ洋服がセンター内では暑すぎて、具合が悪いです。ガーン。スーパーで買い物をし、夕食はアパートで。
4日目 ハンガリー
今日も、雨。しかも結構寒い。今日は、絵本や文具を見てみることに。カワイイ!本当にカワイイ!文具は、どこの国に行っても必ずチェックしてしまうアイテム。大人になってもこんなに、文具に惹かれるのはなんででしょう?特にノート!なんとも言えない紙の質感やニオイがたまらないです。ハンガリーは、文具好きのココロをくすぐる国です。アパートに帰ってからの楽しみは、やっぱり、戦利品を見てニヤニヤすること(笑)。今日もニヤニヤがとまりそうにありません。今日選んだ文具や絵本は、2004年5/7-9に開催予定の展示販売会”旅の記憶とボタン展”で(西荻窪ギャラリーMADOにて)販売予定です。ご期待くださいね!
5日目 ハンガリー - オーストリア
午後はウィーンに移動の日。毎朝7:00放送している「ニルスの不思議な旅」を見終わった後、発送の為に近くにある郵便局に行くことに。荷物を日本に送りたいのですが・・・と言うと、ハンガリー語でペラペラっと何かを行った後に、オネエサンがあっちあっちと指をさす。ついでに8と手でサインをした。うむ。きっとオネエサン、8ブロック先の郵便局か、徒歩8分のところの郵便局に行けと言っているのだわ・・・と解釈し、”あっち”へ歩いてみることに、しばらくすると、郵便局があり、聞いてみると、また、”あっちあっち”と指をさす。はて?しかし、あっちと言うのだから、あっちに行くしかない。とまた、歩く、次の郵便局でも、そして、次の郵便局でも、あっちと指を指された。気が付いたら、2時間荷物を担いだまま、歩き続けている。もしや???不安がよぎった。オネエサンの8のサインはトラムで8つ目って言ったのでは???
そして、その遅すぎる感は的中し、8つ分のトラムの駅まで歩ききった所で、中央郵便局が登場した。”もう、歩いたコトは忘れるよ。これで、荷物が送れるよ。” ちょっとなみだ目だった。「一番安いのでお願いします。」「 ?*#$%&…」やっぱり窓口の人はハンガリー語しか話さず、お客さんで来ていたオネエサンが通訳をしてくれた。「コレを日本までおくると、全部で9万フォリントすると言っています。」へ?だって、これみかん箱1つ半分だよ。しかもそんなには重量ないよ・・・。9万フォリントって言ったら・・・・。無理!ダメ!ウィーンへの移動が可能なギリギリの荷物量に送らないことに決めた荷物を加わえ、かなり涙目のCO-2人。いざ、ウィーンへ!バスでやっぱりよかったね。飛行機だったら、いきなり、ものすごいオーバーチャージです・・・。
次回、ウィーンへ続く・・・。