プラスチックが誕生して、100年余り。長い長い歴史を持つボタンから見れば、まだ新しい素材だと言えるかもしれません。けれども、この短い期間に、新しいプラスチック素材は、次から次へと誕生し、初期のプラスチックと現在のプラスチックを同じ素材と呼ぶには、大きな違いがありすぎると思います。
色や形が自由に作れたプラスチックの誕生を楽しむかのように作られた、奇想天外なフォルムのボタンー例えば、スパゲッティと呼ばれる、グニャグニャとチューブをねじ曲げたボタンや、リアリスティクスと呼ばれる写実ボタンは、約70年の時を経た今もなお、私たちを楽しませてくれますし、時を経て色を変えたベークライトのボタンは、その美しい色の変化に、驚かずにはいられません。（現代のボタンであれば、プラスチックの変色は、残念ながら、必ずしも美しくはないでしょう。）
今回は、ベイクライトなど、初期のプラスチックを使用して作られた、作り手の楽しさが伝わってくるような、あたたかみが感じられるような、みなさんと素敵な気持ちが共有できるようなボタン達を探してきました。
明日11月28日(金)から30(日)までの3日間、ギャラリーがらん西荻にて、みなさまのお越しをお待ちしております。
「プラスチックボタン展」
開催日：11/28（金）～30（日）11：30～18:30
場所：ギャラリーがらん西荻 杉並区西荻南3-6-14 TEL 03-3334-3747
プラスチック以外をご覧になりたい方も、会場に、ボタンを持って行ってありますので、是非お越し下さいませ。
